膝の痛み、諦めるのはまだ早い!本当の原因と自宅でできるケア方法
膝の痛みで悩んでいるあなた、もしかして「もう軟骨がすり減っているから仕方ない」なんて思っていませんか?
実は、 膝の痛みの原因は 軟骨のすり減りだけではないんですよ。
この記事では、 膝の痛みの本当の原因と、お家で簡単にできるケア方法を分かりやすくお伝えしていきますね。(※最後にこの記事もとの動画を添付するので、記事を読んだ後に実践して頂くと効果が格段にあがります!)
1. 膝の痛み、もしかして軟骨のせいだと思っていませんか?

多くの人が 膝の痛みの原因を 軟骨のすり減りだと考えています。
でも、実はちょっと違うんですよ。
レントゲンで軟骨がすり減っていると診断された人は全国に2400万人もいるのに、そのうち痛みを感じているのは、たった820万人なんです 。
つまり、残りの1580万人もの人は、軟骨がすり減っていても痛みなく生活しているということなんですね 。
これって不思議だと思いませんか?その理由は、軟骨には神経がないからなんです 。
だから、軟骨がすり減っても直接痛みを感じることはないんですよ。
もし今、膝が痛くて「もう手術しかないのかな」と考えているなら、まだ諦めるのは早いです。希望はたくさんありますよ !
2. 膝の痛みは波があるって本当?痛くない時こそケアが大切ってどういうこと?

膝の痛みって、いつも同じくらい痛いわけじゃないですよね。
痛みが強い時もあれば、ほとんど気にならない時もあるでしょう。変形性関節症の痛みには、このように波があるのが特徴なんです 。
痛みが強くなる時期もあれば、しばらくすると痛みが落ち着いて「気のせいだったのかな?」と思うこともあるかもしれません 。
でも、そんな時こそ油断は大敵!痛みが引いている時こそ、しっかりと膝のケアをすることが、痛みの再発を防ぐためにとても重要なんです。
痛くない時にこそ、未来の自分のためにケアをしてあげてくださいね。
3. なぜ膝の内側が痛くなるの?あなたの足の形が関係しているって知ってた?

膝の痛みと一口に言っても、いろんな場所に痛みが出ることがあります。
でも、実は 膝の痛みの約9割は膝の内側で起きているんです。これには、 膝関節の構造が関係しているんです 。
まず、人間の足は少しX字型をしているので、歩くたびに体の重さが膝の外側に逃げようとし、結果的に膝の内側に大きな負担がかかってしまいます 。
さらに、 膝関節を作っている太ももの骨( 大腿骨)とすねの骨( 脛骨)の内側の面積は、外側よりも大きいんです 。長年膝を使っていると、この面積の大きい内側に負担がかかりやすくなり、痛みが出やすくなるというわけなんですね 。

4. 足の指が膝の痛みに影響するってどういうこと?小指のケアが大切な理由とは?

膝の内側に痛みがある人は、足の形が少し o脚気味になっていることが多いんです。
o脚だと、歩く時に体の重さが足の小指側に偏りやすくなります 。
すると、 小指の付け根の関節周りの筋肉が硬くなってしまうんです 。
この筋肉が硬くなると、小指の爪が外側を向いてしまう「浮き指」のような状態になることがあります 。
足が外側にひねられたままになってしまうので、膝の内側への負担がさらに増えてしまうんです。
だから、小指周りの筋肉を柔らかくしてあげるケアが、 膝の痛みを和らげるためにとても大切なんです 。
5. 小指の付け根をケアする「クーパー運動」って何?どうやってやるの?

足の小指のケアとして、「 クーパー運動」があります。
まずは小指の外側を上からなぞっていき、骨にぶつかったらその骨を軽くつまんでみましょう 。
そのまま、小指を曲げ伸ばしする運動を20回行います 。もし曲げていて痛みを感じるようなら、痛くない範囲でゆっくりと曲げ伸ばしをしてくださいね 。
無理はせず、気持ち良いと感じる範囲で続けることが大切です。
6. 小指に抵抗をかける運動で、足の形が変わるって本当?
クーパー運動の他にも、小指のケアに効果的な運動があります。
小指をグーにして、軽く抵抗をかけながら5秒間キープする運動です 。
これを5セット繰り返します 。
この運動を続けると、驚くかもしれませんが、外側を向いていた小指の爪が、だんだんと正面を向いてきます。
足の形が整うことで、膝にかかる負担も減り、痛みの改善につながるかもしれませんね。
8. 膝を曲げる運動で、太ももの内側を鍛えるってどういうこと?

膝をケアするためには、太ももの内側の筋肉を鍛えることも重要です。まず、両手で膝を押さえて、膝が内側に倒れないように固定しましょう 。そして、つま先を内側に向けてください 。
この 姿勢のまま、足の裏が床から浮かないように注意しながら、ゆっくりと膝を曲げていきます 。
10回行うのが目標ですが、もしきついと感じるなら5回でも大丈夫ですよ 。
この運動で太ももの内側に効いてくる感覚があれば、うまくできています 。
9. 膝を伸ばす運動で、太ももの裏側と内側を同時に鍛える方法とは?

次は、太ももの裏側と内側を同時に鍛える運動です。
足の裏を床につけたまま、足をまっすぐ前に滑らせていきます 。足の裏が床から離れないように、しっかりとくっつけたまま行うのがポイントです 。
この運動も10回が目安ですが、きつい場合は5回でも構いません 。
ゆっくり丁寧に、そして痛みが出ない範囲で行うようにしてくださいね。
太ももの裏側と内側の両方に効いている感覚があれば、正しくできています。
10. 膝のケア、どれくらい続ければいいの?痛みが出たらどうすればいい?
これまで紹介した膝のケア方法は、毎日続けることがとても大切です。今日だけやって終わり、ではなく、習慣にすることで効果が期待できますよ。
もし運動中に痛みが出たら、無理はせずにすぐに中止してくださいね 。
痛みがない場合は、まず2週間を目安に毎日続けてみましょう 。継続することで、きっと 膝の痛みが改善されて、もっと楽に生活できるようになるはずですよ。諦めずに、一緒に頑張りましょう!