「何もない所でつまずく」のは老化ではありません。東洋医学が教える『肝臓疲れ』と『歩行障害』の意外な関係
こんにちは、仙台市青葉区にあるもちづき整骨院、院長の望月です。
12月、忘年会シーズン真っ只中。
「なんだか足がもつれる」
「階段の上り下りが急に怖くなった」
そんな違和感を感じているなら、注意が必要です。
あなたはそれを「運動不足」だと思ってスクワットを始めるかもしれませんが、それは逆効果になりかねません。
なぜなら、その不調の震源地は「足」ではなく、右上腹部にある「肝臓」だからです。
本日は、東洋医学と西洋医学の両方の視点から、「肝臓が疲れると、なぜ人はまともに歩けなくなるのか?」というメカニズムについて解説します。
CONTENTS
- 【東洋医学】「肝は筋を司る」。ガソリン切れの筋肉は動かない
- 【エビデンス】解毒できない「アンモニア」が脳の歩行中枢を鈍らせる
- 【セルフチェック】あなたの肝臓疲れ度を判定します
- 【解決策】揉まずに治す。内臓からアプローチする整体
1. 【東洋医学】「肝は筋を司る」。ガソリン切れの筋肉は動かない
東洋医学には「肝は筋(きん)を司る」という鉄則があります。
ここで言う「筋」とは、筋肉だけでなく、腱(けん)や靭帯、そして関節の動きそのものを指します。
肝臓は「血(けつ)」の貯蔵庫です。
私たちが動くとき、肝臓から筋肉へ血液(栄養)が送られ、筋肉はしなやかに伸縮します。
しかし、アルコール分解やストレス過多で肝臓が疲弊すると、筋肉への血液供給がストップします。
すると、筋肉は「干し肉」のように硬く、脆くなります。
これが、足がつったり、関節がギクシャクしてつまずきやすくなる最大の原因です。
2. 【エビデンス】解毒できない「アンモニア」が脳の歩行中枢を鈍らせる
西洋医学(エビデンス)の観点からも、この関係は説明がつきます。
肝臓の重要な役割の一つに「解毒」があります。
MEDICAL FACT
毒素が脳に回ると、
運動コントロールができなくなる
疲労物質「アンモニア」の分解が追いつかないと、
それは血液に乗って脳へ到達し、
「中枢性疲労(脳の疲れ)」を引き起こします。
脳が毒素によって疲労すると、平衡感覚や、足を持ち上げるタイミングを司る「運動制御機能」が低下します。
「足を出したつもりなのに出ていない」「わずかな段差に気づけない」というのは、筋肉ではなく、脳の指令系統が肝臓疲れによってバグを起こしている状態なのです。
3. 【セルフチェック】あなたの肝臓疲れ度を判定します
「私はそんなにお酒を飲まないから大丈夫」と思っていませんか?
肝臓はストレスや薬、甘いものでも疲弊します。
以下の項目に2つ以上当てはまる方は、肝臓由来の腰痛・膝痛予備軍です。
- ☑️ イライラしやすく、怒りっぽい
東洋医学では「怒り」は肝を傷つけると言われています。 - ☑️ 目が疲れやすい、ドライアイだ
「肝は目に開竅(かいきょう)する」。目の疲れは肝臓の疲れです。 - ☑️ 夜中の1時〜3時に目が覚める
この時間は「肝の時間」。肝臓が修復のために働いているサインです。 - ☑️ 右の肩や背中が凝る
肝臓の位置(右側)に関連痛が出やすくなります。
4. 【解決策】揉まずに治す。内臓からアプローチする整体
肝臓疲れによる体の不調は、マッサージで筋肉を揉んでも解決しません。
大元の臓器のケアが必要です。
▲ 肋骨の動きを調整し、肝臓の血流を促進させます。
APPROACH:横隔膜と肋骨のリリース
肝臓は右の肋骨の中に守られています。
寒さや猫背でガチガチになった肋骨と横隔膜を緩めることで、肝臓への物理的な圧迫を取り除き、血流を一気に回復させます。
施術後、「視界が明るくなった」「足が軽くて勝手に前に出る」と驚かれるのは、肝臓の機能が回復し、筋肉への栄養補給が再開された証拠です。
忘年会シーズン、自分の体は自分が思っている以上にダメージを受けています。
「正月を寝込んで過ごしたくない」
そう思うなら、今すぐメンテナンスを始めましょう。
もちづき整骨院は、あなたの「肝臓」と「足元」を支えます。
MOCHIZUKI SEIKOTSUIN
内臓から整える、本質の疲労回復。
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