自分の足で一生歩きたい人のかかりつけ院

「腰の手術をしたのに治らない」あなたへ。脊柱管狭窄症と外反母趾の意外な正体とは

  
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「腰の手術をしたのに治らない」あなたへ。脊柱管狭窄症と外反母趾の意外な正...

あなたは今、こんな「出口の見えない悩み」を抱えていませんか?

少し歩くと、腰から太ももの裏、ふくらはぎにかけて、じわじわとしびれが這い上がってくる。
「また来た…」
あなたはその瞬間を察知すると、立ち止まり、ベンチや電柱に寄りかかって、しばらく前かがみで休む。

買い物に行くのも、散歩に出るのも、すべてが「次の休憩場所」を探しながらの移動になってしまった。
そして、あなたの悩みはそれだけではありません。

最近、親指の付け根が痛くて、靴を履くのが憂鬱になっていませんか?

「幅広の靴を履けば楽かな」と思って試してみても、今度は足元がふらついて、腰への衝撃が増した気がする。
整形外科に行けば、「腰の骨が狭くなっているから」と言われ、別の病院では、「まずは足のインソールを」と言われる。

「どっちが先なの? どっちが本当の原因なの?」

そして、最もつらいのは、こんな思いではないでしょうか。

「手術までしたのに、なぜ私の痛みは消えないの?」

もし、あなたが今、そんな「板挟み」の苦しみの中にいるなら、どうか、この先を読んでください。
あなたの痛みは、「別々の病気」ではなく、「一つの連鎖」かもしれません。
そして、その連鎖を断ち切る方法は、存在します。

CONTENTS

  1. 衝撃の事実。「外反母趾の人は、脊柱管狭窄症になりやすい」
  2. なぜ「足の指」が使えないと、「脊柱管」が狭くなるのか?
  3. だから、いくら「腰だけ」治療しても、痛みは消えない
  4. 「木を見て森を見ず」にならないための、本当の治療戦略
  5. まとめ:「もう年だから」と諦める前に

1. 衝撃の事実。「外反母趾の人は、脊柱管狭窄症になりやすい」という世界的研究

あなたは、こんなことを考えたことがありますか?
「腰の痛みと、足の親指の痛み。この二つって、関係あるのかな…?」

多くの人は、腰は腰、足は足、と別々に考えます。しかし、体はそんなにシンプルには出来ていません。

2023年、台湾で行われた大規模なコホート研究が、医学界に一つの衝撃を与えました。
その研究では、外反母趾のある患者と、ない患者を長期間追跡し、その後の健康状態を比較しました。
結果は、驚くべきものでした。

外反母趾のある人は、そうでない人に比べて、
脊柱管狭窄症や脊椎変形症を発症するリスクが、約1.24倍〜2倍も高い
ことが判明したのです。

これが意味するのは、「足の親指が曲がっている(外反母趾)だけで、将来、腰の神経が圧迫される病気になりやすい」ということです。

なぜでしょうか?
それは、家の基礎と柱の関係に例えると、わかりやすいかもしれません。

もし、あなたの家の基礎が傾いていたら、その上に建つ柱は、必ず歪みます。
いくら壁を塗り直しても、柱を補強しても、基礎が傾いたままなら、また同じところが壊れるのです。

人間の体も、全く同じです。
足は、体の「基礎」。背骨は、体の「柱」です。
足の土台が崩れれば、背骨も必ず歪む。これが、隠された繋がりなのです。

2. なぜ「足の指」が使えないと、「脊柱管」が狭くなるのか?

「でも、足の指と腰って、そんなに離れているのに、本当に関係があるの?」
そう思われるのも無理はありません。

でも、あなたの体には、「キネティックチェーン(運動連鎖)」という、目に見えない繋がりが存在します。
具体的に、あなたの体で何が起きているのか、順を追って説明します。

ステップ1:外反母趾で「足の指が使えない」

外反母趾や浮き指があると、足の指が地面に接地せず、踏ん張ることができません。

ステップ2:重心が「踵(かかと)」に移動する

指が使えないと、体重を支えるのは主に踵になります。すると重心が後ろ(後方)へ移動し、倒れそうになります。

ステップ3:倒れないように「骨盤」が傾く

後ろに倒れないよう、体は無意識にバランスを取ろうとします。その結果、骨盤を前に突き出し、過剰な「反り腰」になります。

ステップ4:腰椎が反り、「脊柱管」が狭くなる

腰の骨が反ると、構造上、神経の通り道である「脊柱管」が狭くなります。そこで神経が圧迫され、しびれや痛みが発生します。
これが、「脊柱管狭窄症」の正体です。

3. だから、いくら「腰だけ」治療しても、痛みは消えない

「じゃあ、私がずっと治療してきたのは、何だったの?」
いいえ、あなたの治療が間違っていたわけではありません。腰の治療も手術も、それ自体は正しい選択です。

でも、それだけでは足りなかったのです。
なぜなら、「土台(足)」が崩れたままだからです。

腰をマッサージしても、注射を打っても、手術で骨を削っても、足の土台が崩れたままなら、また同じ場所に負担がかかり、痛みが戻ってくるのです。

4. 「木を見て森を見ず」にならないための、本当の治療戦略

では、どうすればこの連鎖を断ち切ることができるのでしょうか?
答えはシンプルです。「土台(足)から整える」、これがすべての出発点です。

当院のアプローチ:足と腰を同時に診る

当院では、「腰だけ」「足だけ」という部分的な治療は行いません。
以下のような流れで、あなたの「足と腰の連鎖」を丁寧に紐解いていきます。

  • ① 足の構造チェック:
    外反母趾の角度、浮き指の有無、重心の位置を専用機器で数値化します。
  • ② 骨盤・腰椎の分析:
    足の崩れが、腰のどこの神経を圧迫しているかを特定します。
  • ③ 優先順位を決めた施術:
    まず「足の土台」を安定させ、その上で「骨盤・腰椎」の負担を減らします。

こうすることで、「手術をしたのに痛みが取れない」という方でも、足からのアプローチを加えることで、本当の意味での回復へと向かうことができるのです。

まとめ:「もう年だから」と諦める前に

あなたは今まで、本当によく頑張ってきました。
痛みに耐えながら、病院を回り、治療を受け、手術も受けた。
それでも痛みが消えず、「もう年だから仕方ない」と諦めかけているかもしれません。

でも、どうか知ってください。
あなたの痛みは、「年のせい」ではありません。
「足と腰の連鎖」という、構造的な問題なのです。

当院では、腰だけでなく、「足元のバランス」から全身を診ます。
一度、その「歩けない原因」を、トータルで検査しに来てください。

「もう一度、自分の足で歩きたい」
そう思ったなら、ぜひ、私たちにその手伝いをさせてください。
あなたの来院を、心よりお待ちしています。


MOCHIZUKI SEIKOTSUIN

もちづき整骨院

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