【2025年新常識】股関節の痛み、「痛いストレッチ」は逆効果？サプリより重要な「関節の遊び」と「歩き方」の科学
PATIENT’S VOICE
「靴下が履きづらい、あぐらがかけない…変形性股関節症と言われました。テレビで見たストレッチを毎日痛いのを我慢して続けているし、軟骨に良いサプリも飲んでいるのに、一向に良くなりません。もう手術しかないのでしょうか？」
DIRECTOR’S COMMENT
「痛みを我慢してのストレッチ、今すぐやめてください。それが悪化の原因かもしれません。2025年の最新ガイドラインでは、股関節痛の常識が大きく変わっています。必要なのは『無理に伸ばすこと』ではなく、『関節の遊び』と『正しい筋肉の再教育』なのです。」
「靴下が履きづらい、あぐらがかけない…変形性股関節症と言われました。テレビで見たストレッチを毎日痛いのを我慢して続けているし、軟骨に良いサプリも飲んでいるのに、一向に良くなりません。もう手術しかないのでしょうか？」
「痛みを我慢してのストレッチ、今すぐやめてください。それが悪化の原因かもしれません。2025年の最新ガイドラインでは、股関節痛の常識が大きく変わっています。必要なのは『無理に伸ばすこと』ではなく、『関節の遊び』と『正しい筋肉の再教育』なのです。」
こんにちは、仙台市青葉区にあるもちづき整骨院です。
40代、50代と年齢を重ねるにつれ、増えてくる「股関節」の悩み。
「将来歩けなくなったらどうしよう」と不安になり、自己流のストレッチやサプリメントに頼る方が後を絶ちません。
しかし、医学の世界は日々進歩しています。
本日は、2024年から2025年にかけて発表された最新の研究・ガイドラインに基づき、なぜあなたの股関節痛が従来のやり方で治らないのか、そして本当に必要な「医学的に正しいアプローチ」について解説します。
CONTENTS
- 【悲報1】痛いストレッチは「軟骨を破壊」する逆効果行為
- 【悲報2】サプリメントに「軟骨再生」のエビデンスはない
- 【新事実】痛みの主犯は、サボっている「深層の筋肉（腸腰筋）」
- 【最新研究】「歩き方」を少し変えるだけで、関節寿命は延びる
- 【解決策】世界が推奨する徒手療法「関節モビライゼーション」とは
1. 【悲報1】痛いストレッチは「軟骨を破壊」する逆効果行為
「体が硬いから痛いんだ」と思い込み、痛いのを我慢して開脚や前屈をしていませんか？
実はそれ、股関節の寿命を縮めている可能性があります。
変形が始まっている股関節で無理な角度に動かすと、大腿骨（太ももの骨）と骨盤が衝突する「インピンジメント」という現象が起こります。
これは、関節の中で骨同士がガンガンぶつかり合っている状態です。
最新の知見でも、無理なストレッチは、関節を安定させる「関節唇（かんせつしん）」や軟骨を逆に傷つけるリスクがあると指摘されています。
「痛気持ちいい」を超えた、「痛い」ストレッチは、百害あって一利なしです。
2. 【悲報2】サプリメントに「軟骨再生」のエビデンスはない
テレビCMでよく見るグルコサミンやコンドロイチン。「軟骨成分を補給！」という言葉に惹かれますが、医学的な現実はシビアです。
多くの大規模な研究において、これらのサプリメントを摂取しても、変形性関節症の痛みを軽減したり、軟骨を再生させたりする明確なエビデンス（科学的根拠）は「ほとんどない」と結論付けられています。
軟骨に栄養を届けるのは、サプリの成分ではなく、関節を正しく動かした時に生まれる「関節液の循環」です。飲むだけでは、残念ながら関節は救えません。
3. 【新事実】痛みの主犯は、サボっている「深層の筋肉（腸腰筋）」
では、なぜ股関節が痛くなるのでしょうか？
最新の研究で注目されているのが、股関節の奥深くにあるインナーマッスル「腸腰筋（ちょうようきん）」の機能不全です。
腸腰筋は、股関節を安定させ、スムーズに足を上げるための「守り神」のような筋肉です。最新の研究でも、この筋肉が股関節の動的な安定性（Dynamic Stability）の鍵であると強調されています。
しかし、デスクワークなどで座りっぱなしの生活が続くと、この腸腰筋が「サボり癖」を起こし、うまく働かなくなります。
すると、代わりに外側の大きな筋肉（アウターマッスル）が過剰に頑張りすぎてしまい、関節を無理な力で引っ張り上げ、詰まり感や痛みを引き起こすのです。
必要なのは筋トレではなく、眠ってしまった腸腰筋を起こす「再教育」です。
4. 【最新研究】「歩き方」を少し変えるだけで、関節寿命は延びる
もう一つ、重要な要素が「歩き方（Gait）」です。
2025年に発表されたニューヨーク大学等の最新研究で、驚くべき事実が分かりました。
歩く時の「足の着地角度」を、その人の骨格に合わせてわずかに調整するだけで、膝や股関節にかかる負荷（ローディング）が劇的に減り、軟骨の摩耗スピードを遅らせることができることが証明されたのです。
股関節が痛い人は、無意識に痛みをかばう「変な歩き方」をしています。それがさらに特定の場所に負担を集中させ、変形を加速させています。
プロの目で歩行を分析し、「正しい軌道」に修正することが、関節を守る最強の防御策になります。
5. 【解決策】世界が推奨する徒手療法「関節モビライゼーション」とは
ここまで読んで、「じゃあ、どうすればいいの？」と思った方へ。
錆びついた蝶番（ちょうつがい）を無理に動かせば壊れてしまいます。まずは「油」を差して、滑りを良くする必要がありますよね。
人間の体も同じです。
ガチガチに固まった股関節を、いきなりストレッチや筋トレで動かそうとするのは危険です。まず最初にやるべきは、関節の「滑り」を取り戻すことです。
2025年の最新ガイドラインでも、軽度〜中等度の変形性股関節症に対し、専門家による「徒手療法（Manual Therapy）」、特に「関節モビライゼーション」が、痛みと可動域の改善に有効であると強く推奨されています。
これは、ただのマッサージではありません。
柔道整復師が専門的な手技で、関節包（関節を包む袋）や靭帯にミリ単位の「遊び」を作り出し、骨頭がスムーズに転がるためのスペースを確保する施術です。
さらに、股関節の動き（特に内旋）が改善すると、連動して腰への負担が減り、長年の腰痛も同時に改善することが研究で示唆されています。
【もちづき整骨院の股関節アプローチ】
1. まず「徒手療法」で、錆びついた関節に「遊び」を作ります。
2. 次に、サボっていたインナーマッスル（腸腰筋など）に刺激を入れ、使えるようにします。
3. 最後に、負担のかからない「正しい歩き方」を体に覚え込ませます。
自己流の対策で時間を無駄にする前に、最新のエビデンスに基づいたプロのアプローチを体験してみませんか？
あなたの股関節は、まだ諦める段階ではありません。
MOCHIZUKI SEIKOTSUIN
最新エビデンスに基づく、股関節専門施術。
Tel. 022-341-6081
受付 10:00～20:00 / 火・祝定休
※「ブログを見た」とお伝えいただけるとスムーズです
もちづき整骨院
〒981-0914 宮城県仙台市青葉区堤通雨宮町5-22-102
アクセス：地下鉄・JR「北仙台駅」徒歩6分 / 「北四番丁駅」徒歩8分
近隣に提携コインパーキングあり（駐車券サービス）
