自分の足で一生歩きたい人のかかりつけ院

「外すのが怖い」は危険信号。脊柱管狭窄症のコルセット依存が招く「広背筋萎縮」と、地面からの衝撃を受け止められない腰

  
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「外すのが怖い」は危険信号。脊柱管狭窄症のコルセット依存が招く「広背筋萎...
PATIENT’S VOICE

「先生、脊柱管狭窄症と診断されてから半年間、寝る時以外ずっとコルセットを巻いています。でも先日、お風呂上がりにタオルを取ろうとしただけで、腰に電気が走るような激痛が…。私、コルセットをしていても悪化しているんでしょうか?」

DIRECTOR MOCHIZUKI

「厳しいことを言いますが、その痛みは『コルセット病』とも言える状態です。長期間の固定により、背中を支える『広背筋』が萎縮し、地面からの衝撃を受け止める機能が失われています。外した瞬間に崩れるのは、当然の結果なのです。」

こんにちは、仙台市青葉区にあるもちづき整骨院、院長の望月です。

「コルセットを巻くと楽になる」
確かにそうです。腹圧が上がり、腰椎が安定するからです。

しかし、それを「治った」と勘違いして、何ヶ月も、何年も巻き続けていませんか?
私の臨床経験上、コルセット依存が長い患者様ほど、「外した瞬間のリスク」が高まり、結果として脊柱管狭窄症を重症化させているケースが後を絶ちません。

本日は、一般的には語られない「コルセットが招く解剖学的な崩壊(広背筋の萎縮と地面反力の消失)」について、真実に近いお話をさせていただきます。

CONTENTS

  1. 【警告】コルセットの中では「筋肉のリストラ」が起きている
  2. 【メカニズム】「地面反力」を受け止めきれず、腰が砕ける理由
  3. 【東洋医学】「締め付け」は血流を止め、回復を遅らせる
  4. 【解決策】天然のコルセット(胸腰筋膜)を再起動せよ

1. 【警告】コルセットの中では「筋肉のリストラ」が起きている

コルセットは、本来あなたが自分の筋肉でやるべき「支える仕事」を肩代わりしてくれます。
楽な反面、体はこう判断します。
「あ、もう頑張らなくていいんだ」と。

ANATOMY FACT

広背筋(こうはいきん)の萎縮と
胸椎伸展力の低下

背中の大きな筋肉「広背筋」は、脊柱を支え、胸を張る(伸展)ために不可欠です。
コルセットで固定し続けると、この筋肉が痩せ細り(萎縮)、
自力で胸を張れない「猫背・腰折れ姿勢」が完成してしまいます。

2. 【メカニズム】「地面反力」を受け止めきれず、腰が砕ける理由

これが最も恐ろしい点です。
私たちは歩くとき、地面からの跳ね返る力(地面反力)を足で受け止め、それを背骨を通して全身に伝えています。
通常、この力は「胸腰筋膜(きょうようきんまく)」という背中の膜がサスペンションのように受け止めます。

しかし、コルセット依存で胸腰筋膜や広背筋が弱りきっていると、この「地面反力」を受け止めきれません。

コルセットを外した状態で、前かがみから体を起こそうとした瞬間。
下半身からの力が上半身に伝わらず、その負荷がすべて「弱った腰椎」に直撃します。
これが、コルセットを外した後に起こる「謎の激痛」の正体です。
脊柱が不安定になり、自ら脊柱管狭窄症を悪化させているのです。

3. 【東洋医学】「締め付け」は血流を止め、回復を遅らせる

東洋医学的にも、長期間の圧迫は推奨されません。
強く締め続けることは「気滞血お(きたいけつお)」、つまり気と血の滞りを生みます。

患部の血流が悪くなれば、組織の修復は遅れ、筋肉はさらに硬くなり、冷えも生じます。
「守っているつもり」が、実は「治癒力を窒息させている」ことにお気づきください。

4. 【解決策】天然のコルセット(胸腰筋膜)を再起動せよ

では、どうすればいいのか。
いきなり明日からコルセットを捨てるのは危険です。弱りきった筋肉が耐えられません。
正しい順序で「卒業」する必要があります。

STEP 1:整体で「萎縮した筋肉」にスイッチを入れる

サボっていた広背筋や胸腰筋膜は、脳からの指令が届きにくくなっています。
当院の施術で、固まった関節を動かし、筋肉に「目覚めろ」という刺激を入れます。

STEP 2:段階的な「コルセット・オフ」

まずは「家の中で座っている時だけ外す」から始め、徐々に「自分の筋肉で支える時間」を増やしていきます。
地面反力を正しく受け止められる体になれば、コルセットなしでも痛みなく歩けるようになります。

コルセットは「一生のパートナー」ではありません。「一時的な松葉杖」です。
いつまでも道具に頼るのではなく、あなた自身の「体」を取り戻しましょう。
もちづき整骨院が、その自立を全力でサポートします。


MOCHIZUKI SEIKOTSUIN

道具に頼らない、一生歩ける体へ。

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