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体のりきみが取れない原因は脳?マッサージで治らない理由と解決策【仙台・もちづき整骨院】

  
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体のりきみが取れない原因は脳?マッサージで治らない理由と解決策【仙台・も...

「もっと肩の力を抜いて」「リラックスして」
そう言われたことはありませんか?

そして、そう言われるたびに、心のどこかでこう思いませんでしたか?
「抜き方がわかるなら、とっくにやっている」と。

こんにちは。仙台市青葉区、もちづき整骨院です。

当院には、長年の慢性的な肩こり、腰痛、そして「原因不明の疲れ」を抱えた方が数多く来院されます。その多くの方が、これまでマッサージに行ったり、温めたり、ストレッチをしたりと、様々な努力をされてきました。

しかし、皆さんが口を揃えてこう言います。
「やってもらった時はいいけど、一晩寝ると元通りなんです」

なぜ、あなたの体は頑なに緩むことを拒むのでしょうか?
なぜ、無意識のうちに奥歯を噛み締め、肩をすくめ、呼吸を止めてしまうのでしょうか?

実は、これはあなたの性格が緊張しやすいからでも、努力が足りないからでもありません。
最新の運動生理学や脳科学の視点で見ると、これは「脳が生き残るために選んだ、やむを得ない戦略」であることがわかってきました。

専門用語ではこれを「代償運動(だいしょううんどう)」や「共収縮(きょうしゅうしゅく)」と呼びます。
簡単に言えば、「体の使い方の地図(マップ)」が脳内でバグを起こしている状態です。

この記事では、今まであまり語られてこなかった「りきみ(過剰緊張)」の正体を、解剖学と脳科学のエビデンスに基づいて徹底的に解説します。なぜあなたの体は固まるのか。そして、どうすればその「呪縛」から解き放たれ、羽が生えたように軽い体を取り戻せるのか。

当院が専門とする「歩行×姿勢×動作の再教育」の視点から、深く掘り下げていきます。
読み終える頃には、あなたの体に対する常識が、ガラリと変わっているはずです。

そもそも「りきみ」とは何か?筋肉のブレーキとアクセル

まず、「りきみ」の正体を医学的に定義しましょう。
多くの方は、筋肉が硬くなっている状態を「コリ」と呼びますが、私たちが問題視しているのは「共収縮(Co-contraction)」という現象です。

ブレーキとアクセルを同時に踏んでいる

人間の関節は、曲げる筋肉(主動筋)と伸ばす筋肉(拮抗筋)がペアになって動いています。
例えば、肘を曲げる時、力こぶの筋肉は縮み、裏側の二の腕の筋肉は緩まなければなりません。これが正常な動きです。

しかし、「りきみ」のある体では、この両方が同時に強く収縮してしまっています。
車で例えるなら、アクセルをベタ踏みしながら、同時にブレーキも全力で踏んでいる状態です。

車は前に進みませんが、エンジン(筋肉)は唸りを上げ、タイヤ(関節)は摩擦で熱を持ち、ガソリン(エネルギー)は凄まじい勢いで消費されます。
これが、「何もしていないのに、立っているだけで疲れる」という現象の正体です。

なぜ「緊張」は悪者扱いされるのか?

ここで誤解してはいけないのが、「緊張=悪」ではないということです。
重力のある地球上で生活するためには、最低限の「筋緊張(Muscle Tone)」が必要です。これがないと、私たちはクラゲのように床に崩れ落ちてしまいます。

問題なのは、「動きを止めるための緊張」が、「動くべき時」にも抜けなくなっていることです。
これを「防御性収縮」とも呼びます。体が何らかの危険を感じて、鎧を着込むように固まっているのです。

では、なぜ脳はそんな非効率な命令を出し続けるのでしょうか?

脳の生存戦略。「動かせないなら、固めてしまえ」

ここから少し、脳の話をします。
ロシアの生理学者ベルンシュタインが提唱した「自由度問題」という有名な概念があります。

脳にとって、体は「複雑すぎる」

人間の体には、約200の関節と、600以上の筋肉があります。
これら全てを一つ一つ、「右足の親指を3度曲げて、膝を5度回して…」と指令を出していたら、脳の処理能力(CPU)は一瞬でパンクしてしまいます。

そこで脳は、計算をサボるためにある「裏技」を使います。
それが「固定(フリーズ)」です。

使い方がよくわからない関節、グラグラして不安定な関節があると、脳はこう判断します。
「ここを細かく制御するのは面倒だし危険だ。筋肉を硬直させて、一本の棒のようにしてしまおう」

これが「りきみ」の発生メカニズムです。
例えば、足首や股関節の使い方が下手でグラグラしている人は、脳がそこをガチガチに固めます。その結果、本来動くべき関節が動かなくなり、その分の動きを「腰」や「首」が無理やり担当することになります。

赤ちゃんの動きが「ぎこちない」本当の理由

ベルンシュタインの「自由度問題」をもう少しわかりやすく例えましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんや、初めて自転車に乗る人を想像してください。彼らの動きはガチガチでぎこちないですよね?

実はあれこそが、脳が「自由度を凍結(フリーズ)」させている典型的な状態です。
転ばないように、失敗しないように、脳があらゆる関節を一斉に固めて「棒」のようにしているのです。

成長して動きに慣れてくると、少しずつ関節のロックが外れ、膝や肘が滑らかに動くようになります。これを「自由度の解放」と呼びます。
しかし、デスクワークで長時間同じ姿勢を続けたり、ケガをして痛みをかばったりしていると、大人の脳も再び「赤ちゃん状態(フリーズ)」に戻ってしまうのです。

あなたの肩こりや腰痛は、実は「筋肉の疲れ」ではなく、脳が退化して「動き方を忘れてしまった」結果なのかもしれません。

被害者は「腰」、犯人は「動かない関節」

腰痛持ちの人の多くは、腰が弱っているのではなく、「腰以外の場所(股関節や背骨)が固まって動かないから、腰ばかりが過剰に動かされている」のが真実です。
腰は、動かない部下の分まで残業させられている「過労死寸前の中間管理職」のようなものです。

ここで「腰」をマッサージするとどうなるでしょうか?
一時的に楽にはなりますが、根本原因である「動かない股関節(サボっている部下)」はそのままです。そのため、翌日にはまた腰がオーバーワークになり、痛みが再発します。

これが、あなたが長年ループしている「マッサージ難民」のからくりです。

センサーの故障。脳への「GPS信号」が届いていない

さらに深掘りしましょう。
なぜ、関節の使い方がわからなくなるのでしょうか?
それは、体中に張り巡らされた「センサー(感覚受容器)」の感度が落ちているからです。

体のGPS「メカノレセプター」

私たちの筋肉や関節、皮膚には、「今、関節がどの角度にあるか」「どれくらい筋肉が伸びているか」を感知するセンサー(メカノレセプター)があります。
これはいわば、カーナビのGPS信号です。

しかし、運動不足や悪い姿勢、過去のケガ(捻挫など)が原因で、このセンサーがサボり始めます。
すると、脳には正確な位置情報が届きません。
「目隠しをして、平均台の上を歩け」と言われているようなものです。

恐怖が「りきみ」を生む

目隠しで歩く時、あなたはどうしますか?
恐る恐る、全身に力を入れて、体を固めて歩きますよね?

脳も同じです。
センサーからの情報がない(=自分の体がどうなっているかわからない)状態は、脳にとって「恐怖」です。
だから、安全のために全身の出力を上げて、ガチガチに固めるのです。

これが、精神的なストレスがない時でも体が勝手に緊張してしまう理由です。
「性格」の問題ではなく、「情報の欠如」というシステムエラーなのです。

あなたの「りきみタイプ」チェックリスト

理屈がわかったところで、あなたの体がどのような「代償運動」をしているかチェックしてみましょう。
以下の項目に当てはまる数が多いほど、あなたの脳は「体への信頼」を失っています。

  • 呼吸が浅い・止まりがち
    集中すると息を止めている。深呼吸しようとすると肩が上がる。
  • 噛み締め・歯ぎしり
    朝起きると顎が疲れている。舌の側面に歯型がついている。
  • 「前張り」がすごい
    太ももの前側や外側ばかりがパンパンに張る。お尻や裏ももが使えていない証拠です。
  • 足指が浮いている(浮き指)
    立っている時、足の指が地面を掴んでいない。重心がかかと寄りになっている。
  • 反り腰・出っ尻
    お腹の力が抜け、腰の骨だけで上半身を支えている。
  • マッサージで「力が抜けない」と言われる
    「力抜いてくださいね~」と言われても、自分では入れているつもりがない。

これらは全て、脳が不安定さをカバーしようとして起こしている「必死の抵抗(代償運動)」です。
このサインが出ている状態で、筋トレや激しい運動をするのは危険です。
歪んだフレームのままアクセルを踏むようなもので、必ずどこかを壊します。

解決策は「筋トレ」でも「マッサージ」でもない

では、どうすればこの「りきみ」の呪縛から解放されるのでしょうか?
答えは、「脳の再教育(リ・エデュケーション)」です。

筋肉を揉んで緩めるのではなく、「ここは固めなくても安全だよ」と脳に教えてあげる作業が必要です。

1. センサーのスイッチを入れる

まず、サボっているセンサー(GPS)を叩き起こします。
特に重要なのが「足の裏」と「背骨」です。足裏の感覚入力が入るだけで、脳は「地面にしっかり立っている」と認識し、無駄な上半身の緊張を解除します。

【実践】座ったままできる「足裏センサー」覚醒ワーク

ここで、弱ってしまった足裏のセンサー(メカノレセプター)を叩き起こす、簡単なワークをご紹介します。
読みながら、靴を脱いで試してみてください。

  1. 足指ジャンケン
    椅子に座ったまま、足の指で「グー(握る)」「チョキ(親指だけ上げる)」「パー(全部広げる)」を作ります。
    特に「チョキ」と「パー」ができない人が多いはずです。これは指の筋肉が退化している証拠です。
  2. 足裏コロコロ
    ゴルフボールやテニスボールを足の裏で転がします。
    ただ気持ちいいだけでなく、「ボールが今どこにあるか」を目を閉じて感じ取ってください。「土踏まずの前」「かかとの内側」など、位置情報を脳に送るイメージで行うのがコツです。

たったこれだけでも、立ち上がった時に「あ、床をしっかり踏んでいる感覚がある」と気づくはずです。
これが「脳への入力情報の最適化」の第一歩です。

2. 「脱力」ではなく「最適化」

「力を抜こう」と意識しすぎると、かえって姿勢が崩れて別の場所が力みます。
目指すべきは脱力ではなく、「最小の力で、骨で立つ」感覚です。
積み木を綺麗に積み上げれば、接着剤(筋力)がなくても倒れませんよね。あの状態を自分の体で作るのです。

3. 動き出しの順序を変える(Core First)

「りきむ人」の多くは、手先や足先から動こうとします。
理想的な動きは、身体の中心(重心・丹田)がわずかに動き、その慣性で手足が勝手についてくる動きです。

当院が提唱する「歩行×姿勢×動作」の再教育では、この「重心主導の動き」を徹底的に体に染み込ませます。

動きが変われば、心も変わる

不思議なことに、体の過剰な緊張が取れると、メンタル面の不安や焦りも消えていきます。
これは「身体化された認知(Embodied Cognition)」といって、体の状態が脳(感情)にフィードバックされるからです。
「地に足がついた」状態は、物理的にも精神的にも、あなたを安定させます。

まとめ:あなたの体は、もっと自由になれる

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ここまでお付き合いいただいたあなたは、きっとご自身の体と真剣に向き合おうとされているのだと思います。

「りきみ」は、あなたの体が弱いから起きるわけではありません。
むしろ、不安定な状態でなんとかあなたを支えようとしてくれた、体の「健気な頑張り」の結果です。
まずは、「今まで無理させてごめんね」と自分の体を労ってあげてください。

しかし、これからはその「間違った頑張り方」を手放す時です。
マッサージで一時しのぎをするのではなく、脳のプログラムを書き換えて、「そもそも凝らない、疲れない体」を手に入れませんか?

もちづき整骨院では、国家資格を持つ柔道整復師であり、臨床栄養学や心理学にも精通した院長が、あなたの「歩行・姿勢・動作」を細かく分析します。
あなたが無意識に行っている「代償運動」の癖を見抜き、正しい体の使い方をゼロからインストールし直します。

「私の体、こんなに軽かったんだ」
その驚きと感動を、ぜひ一度体験しにいらしてください。

長年の「りきみ」という重たい荷物を、ここで一緒に降ろしましょう。
あなたのご来院を、心よりお待ちしております。

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